一方通行なアルバムレビュー

sens unique しゅうくによる、自分のiTunesの曲を上から順に聴いていき、一方的に感想を綴るブログ。

The Beach Boys/Pet Sounds

f:id:sensunique:20200921114646j:plain


「God Only Knows」がFlipper's Guitarの曲の元ネタだったから買ったんだったかなー。

その「God Only Knows」の美しさはもちろん、「You Still Believe In Me」の1:35以降の美しいコーラス、「I'm Waiting For The Day」で一旦終わったと見せかけて盛り上がるところ等、聴きどころは満載。
「Let's Go Away For Awhile」「Pet Sounds」のようなインストも、とても品があって飽きさせない。
Aメロ、Bメロ、サビで、レコーディング出来るチャンネル数の問題なのかバックの音がガラっと変わる時空気感まで同時に変わってしまい、でもBrian Wilsonのボーカルはそのままその上を流れるみたいなところにグッとくる。
ティンパニや管楽器を効果的に使った曲も多く、ダイナミクスを生かした曲構成は、クラシックを聴いてるかのよう。

と、いろいろ書いたものの、実は同時代のThe Beatlesと比べて音質がイマイチと感じてて何回も聴いたアルバムではなく、久しぶりにちゃんと聴いてみて、まともな曲に聴こえるけどとても不思議な「I Just Wasn't Made For These Times」「Here Today」を初めて気に入りました。

弦楽器の使い方なんかすごくThe Beatlesっぽくて(実際は逆にThe Beatlesが影響受けたアルバムだけど)、Paul McCartneyなんかは特にこーゆー音楽性でソロデビューすればよかったのにね、とか思いました。
ちなみにPaul McCartneyのソロデビューアルバムは聴いたことありません。