一方通行なアルバムレビュー

sens unique しゅうくによる、自分のiTunesの曲を上から順に聴いていき、一方的に感想を綴るブログ。

The Beatles/Revolver

f:id:sensunique:20200921113952j:plain


このアルバムぐらいから、コンプが効いた感じというか、「近い」音になってきてる気がします。

そのためか彼等特有の美しいメロディの曲とハードな曲の対比が浮き彫りになり、取っ散らかった印象ではありますが、1曲1曲のエネルギーはとてもパワフル。

後期The Beatlesの幕開けのアルバムということもあり、実験的な曲が整理されずそのままゴロっと転がされたまま、みたいなところがとても刺激的。
「She Said She Said」「Good Day Sunshine」「Got To Get You Into My Life」「Tomorrow Never Knows」はそういったところが顕著で、特に「Tomorrow Never Knows」はThe Beatlesでは2番目に好きな曲です。

実験的なところばかりがクローズアップされがちなアルバムかもしれませんが、「Eleanor Rigby」「Here, There And Everywhere」「And Your Bird Can Sing」「For No One」は、これまで以上に極上の美しさを持つメロディの曲だと思います。