一方通行なアルバムレビュー

sens unique しゅうくによる、自分のiTunesの曲を上から順に聴いていき、一方的に感想を綴るブログ。

The Beatles/Rubber Soul

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前期と後期の橋渡し的な立ち位置のアルバム。

彼等のアルバムでは一番フォーキーで、確かに前期でも後期でもない音が聴ける。
音像もとてもナチュラルで、ちょっと物足りないと思わせるぐらい音数も少ない上、その隙間を埋めるようなミックスも施されてない。
特にスネアの乾き方が特徴的で、それぞれの曲を小さく見せるのに、全体としては強力な磁力を感じるのがとても不思議。

曲も「Norwegian Wood」「Nowhere Man」「Michelle」「Girl」「In My Life」など、秋の枯れ木を思わせるような渋さが味わえる。
でもこの路線で突き進まず、次に出たのがアバンギャルドな「Revolver」なのだから、ほんとに面白いバンドよねー。