The Cure/Wild Mood Swings
冒頭3曲「Want」「Club America」「This Is A Lie」や「Jupiter Crash」「Numb」「Bare」はWish路線の重厚な曲。
Pornographyの頃のような破滅的な重さではなく、どっしり落ち着いた重さで、The Cureの良さの中でも重要なポイント。
そうかと思えば「The 13th」ではいきなりのラテン、妙にオシャレな「Strange Attraction」、Friday I'm In Loveばりにポップな「Mint Car」、いたないファルセットの「Round & Round & Round」、ジャジーな「Gone!」、J-POPかと思うほど過剰なホーンの「Return」、イントロがミスチルみたいな「Treasure」のような新機軸に挑戦した曲もかなり盛り込まれてる。
そんな感じで1曲1曲の仕上がりはとても素晴らしいけど、ちょっと散漫とも言えるアルバム。
オリジナルアルバムというより、ベスト盤的に曲が集められたと思って聴けばいいのかも。