The Cure/Wish
一番好きなアルバムは「Disintegration」ですが、このアルバムも肩を並べるぐらい好きです。
「Disintegration」より音が大らかで奥行きがあり、よりすっと入ってくる気がします。
「Open」「From The Edge Of The Deep Green Sea」「End」といった曲はこの頃のThe Cureの象徴とも言える重厚さと力強さで思い切り体を揺さぶられる。
歓喜に満ちたポップさの「High」「Friday I'm In Love」も浮くことなく、アルバムの重要なパーツとして収まっています。
でも僕にとってこのアルバムが特別なのは、沈み込むような悲しみに浸される「Apart」「Trust」が収録されてること。
どこまでも堕ちてゆくような感覚は、なにもかも諦めさせてくれるようで、むしろ心地良さに転換されます。