一方通行なアルバムレビュー

sens unique しゅうくによる、自分のiTunesの曲を上から順に聴いていき、一方的に感想を綴るブログ。

Cabaret Voltaire/Plasticity

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これまた素晴らしいアルバム。

フォーマットはテクノなんだけど、「テクノはこうじゃなきゃ」みたいなこだわりを感じさせず、雑さとストイックさという相反するものが渾然一体となっているところが魅力的。
キックとベースが強調されており、クラブで聴くとさらに気持ちいいんだろうなー。

 

Cabaret Voltaire/The Crackdown

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今初めて全曲通しで聴きましたが、捨て曲ナシの素晴らしいアルバム。

「まだ制作途中だけど完成です」みたいな雰囲気がプンプン漂ってて最高です。
テクノ本かなんかでCabaret VoltaireThrobbing Gristleの名前がやたら出てくるので、わけもわからず見つけた順にアルバムを買っていて。
Throbbing Gristleは結構聴いた気がするんですがCabaret Voltaireのほうがアルバム6枚分iTunesにあるのにほぼ聴いてないので、明日から楽しみです。

 

Burt Bacharach/A&M New Gold Series BURT BACHARACH

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Burt BacharachBurt Bacharachだから聴くというよりも、CarpentersやDionne Warwickの曲を作った人という印象が強いですね。

どの曲もほんとに素晴らしく、音楽的にも高度なんだろうなという気がするんですが、提供先のシンガーの歌がない状態で聴くのは何故か馴染まないんですよね。
ディスってるわけではなく、単に相性の問題だと思います。
PIZZICATO FIVEのアルバムはたくさん持ってるのに、結局最後まで馴染まなかったのと同じ感覚ですかな。

 

 

The Buggles/The Age Of Plastic

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「Video Killed The Radio Star」以外の全ての曲がひどいという、とても潔いアルバム。

せめて「I Love You (Miss Robot)」クラスの曲が揃ってれば、名盤だったかもしれない。


「Video Killed The Radio Star」はメロディの素晴らしさはもちろん、ピアノから始まり高音ベースが絡むイントロ、ラジオボイスの男性ボーカルとキュートな女性ボーカルが絡むAメロ、フックの欲しいサビではハッキリした女性ボーカル、間奏でのキックの入り方、控えめなピアノとシンセ、ここぞというところだけ入ってくるギター、ピアノで終わると見せかけて曲中何度も出てくる特徴的な女性ボーカルのリフレインをサンプリング風に聴かせて終わる最後まで、短い曲の中に暑苦しくなくアイデアを詰め込む構成も見事。
これだけの才能がありながら、他の曲ではその片鱗も見せないというのが不思議でならないです(C-C-Bもそんな感じでしたね)

 

The Buggles/Adventures In Modern Recording

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シングル単位だったらこの世で1~2番目に好きな曲の「Video Killed the Radio Star」が入ってるということで期待して買った1stアルバム「The Age of Plastic」がひどかったので、1曲でも「Video Killed the Radio Star」クラスの曲があればラッキーと思って買った2ndアルバム。

期待は見事に打ち砕かれ、結局このバンドは「Video Killed the Radio Star」だけだったというツラい現実を噛みしめることに。
残念ですが、「Video Killed the Radio Star」がこの世に出たというででもありがとうございます(このアルバムじゃないけど)

 

Buena Vista Social Club/Buena Vista Social Club

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うーんなんで買ったか思い出せない(ヴェンダースの映画も観てないし)

村上龍キューバ音楽にハマっててエッセイとかに書きまくってたから、その影響かなー。
というわけでほぼ聴いてないアルバムですが、改めて聴くと録音状態がすごくいいですね。
「Pueblo Nuevo」「Buena Vista Social Club」のような、ピアノが入ったインストがとても好きです。
録音された状態でこんなに力強い音楽だから、キューバのストリートとかで聴くとすごーくいいんだろうなー。

 

BUCK-TICK/Darker Than Darkness -Style 93-

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デビュー当時はそんなに興味がなく、シングル「悪の華」からのファンです。

とはいえ聴いてたのはアルバム「悪の華」「狂った太陽」「殺シノ調ベ」「darker than darkness -style 93-」まで。
今でもiTunesに入ってるのは「darker than darkness -style 93-」だけ。
一番好きなアルバムは「狂った太陽」ですね。


悪の華」まで演奏は全員が下手だったので気にならなかったのですが、段々ドラムとそれ以外の差が大きくなってきたように感じて、その思いは「殺シノ調ベ」「darker than darkness -style 93-」で決定的となってしまいました。
この2枚に関しては、ドラムは全て打ち込みでよかったんじゃないかと当時本気で思ってました。
そんなわけで僕は当時いろんなバンドをコピーやカバーをするバンドでドラムを叩いてたんですが、数曲カバーしたBUCK-TICKの曲のうち「LOVE ME」「JUPITER」はハウス風にアレンジして演ったぐらいでした(評判はイマイチでした)


いろいろ書きましたが基本的には好きなバンドで、特に今井の書く曲の素晴らしさ、バービーのイマサとは違った意味でセンスの塊のようなギター、おかしな音をふんだんに使うことに対するためらいのなさは突出してると思います。

 

Brokeback/Field Recording From The Cook County Water Table

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よく覚えてないんですが、多分TORTOISEとかを聴いてた頃に買ったんだと思います。

ベースなのかギターなのかわからないんですが、弦楽器の丸い音がメインです。
丸い音を聴きたい時にはピッタリです。

 

the brilliant green/complete single collection '97-'08

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ほえーAppleMusicにないのか。

超ポップなサビ以外ギターロックというパターンでいえばTRICERATOPSと同様なのに、何故the brilliant greenだとイライラするのだろう。
「BYE! MY BOY!」のサビなんてほんと素晴らしいのに、それ以外の部分を聴く気になれない。
なので「There will be love there -愛のある場所-」「Hello Another Way -それぞれの場所-」のようにベタベタのメロディの曲にどうしても耳がいってしまう。
でも一番好きなのはなんといっても「angel song -イヴの鐘-」
誰かカラオケで歌ってくれないかなー。

 

www.dailymotion.com

Brian Eno & J. Peter Schwalm/Music For Onmyo-Ji

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うちのiTunesにはDisk1しか入ってませんが、2枚組のようです。

今までたまに気が向いた時に聴いてたんですが、改めて意識的に聴いてみると、とにかく雅楽の音です。
ENOの音はどこに?と思って調べてみたら、2枚組の2枚目がENOみたいですね。
雅楽の音にENOがどう絡むかも聴いてみたかったですが、雅楽の音だけでも充分素晴らしいです(とはいえ雅楽の楽器の知識は全くないです)
乾いた音の楽器、最初からリバーブがかったような音の楽器、その中間といった配置で、とてもコントラストが効いてます。
音数が少ない&どちらかというとハイに偏っているということもあるのかとても空間が生かされており、ミックスの勉強になるかもしれないなー。

Brian Eno & Harold Budd/Ambient 2 The Plateaux Of Mirror

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ほんとに素晴らしいアルバム。

全10曲入りですが、どの曲がどうとかは特になく、10曲で1つの作品みたいな感じ。
Harold Buddのピアノは坂本龍一に似てますが、坂本龍一をより匿名的にしたような、弾いてる姿が見えず単に「音」として響いてくる、クリスタルな音色。
ENOの音も匿名的なのであまりにも2人の音が自然に溶け合ってて、気持ちよさしか残らない。
いやーもうほんとありがとう。

 

Brian Eno/Ambient 4: On Land

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これも全く聴いてないので今ほぼ初めて聴いてます。

蠢き系ですかねー。
かなり素晴らしいですね。
段々大きくなる音や段々小さくなる音、上昇する音や下降する音が入れ替わり立ち替わり交差するうえ、奥行きがムチャクチャあって、映像的。
坂本龍一もこういったアルバム出してた時期ありましたね。
瞑想する時とかに聴くとトリップできそう。