一方通行なアルバムレビュー

sens unique しゅうくによる、自分のiTunesの曲を上から順に聴いていき、一方的に感想を綴るブログ。

Cocteau Twins/Blue Bell Knoll

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元々はなんかのCMで「Athol-Brose」が流れてたのを聴いてなんだこれは!となって探したらこのアルバムでした。

Cocteau Twinsはそれ以前から聴いてみたいと思ってたのでこのCMがいいきっかけになり、次々とアルバムを揃えすっかりハマってしまいました。


Cocteau Twinsの音楽をざっくり分けると、初期から「殺伐期」「荘厳期」「穏やか期」といった感じで移り変わっていったように思いますが、このアルバムは「穏やか期」に当たるかと。
僕はこの「穏やか期」のCocteau Twinsが一番好きです。
リズムマシンからそのまま出しただけといった打ち込みのドラムやシンセのシーケンスは初期とあまり変わらない印象なのですが、メロディが表情豊かになり、リバーブのかかったギターやベースともとても有機的に絡む。
曲の始まりからしてこんな曲なんだろうなという予想に反したキラーメロディ(って言葉あるかな)にとてもナチュラルに発展していく様がいつまでも記憶に残る造りとなった曲が増え、「The Itchy Glowbo Blow」「Cico Buff」「Suckling the Mender」などで聴ける。
最初から最後までキラーメロディの「Carolyn's Fingers」「For Phoebe Still a Baby」「A Kissed Out Red Floatboat」「Ella Megalast Burls Forever」といった曲も本当に素晴らしい。