The Cardigans/Emmerdale
このアルバムを初めて聴いた時は心底びっくりしました。
聴いたことない、でも何故今までなかったんだろうという音像が、さも当たり前の顔をして普通に並んでいるのは尋常じゃないと。
Tore Johanssonの作る音像は特別なものだったし、今でも比類がない。
音像が面白いからといっていい音楽になるとは限らないけど、The Cardigansの場合は素晴らしいメロディ、素晴らしいボーカル、素晴らしい演奏と全て揃っており、かつ全く押しつけがましさがない。
ギター、ベース、ドラムどれをとってもセンス溢れるアレンジで、かなり高度な演奏なのにスッキリした佇まい。
今でも聴くたびにびっくりする、エポックメイキングでありながらスタンダードでもある、なにひとつ文句のつけようがないアルバムです。